京都芸術大学 アートプロデュース学科

鈴木 香澄さん
2014年度卒
Art Collaboration Kyotoショウマネジメント担当

あなたにとってアートプロデュースとは何ですか?

2022.3.31 Thu.

目指すべき場所に向かって
人と協力しながらつくりあげていくもの

質問1. どんな仕事をしていますか。具体的に教えてください。

一般社団法人日本現代美術振興協会(APCA)に所属しています。
APCAは、ART OSAKAというホテル型のアートフェアを長年やってきた組織が法人化したもので、日本の現代美術文化の更なる普及と振興を目的にさまざまな活動を行なっています。
業務の内容はアートフェアの運営の他、ギャラリーツアーや展覧会のコーディネーション業務などがありますが、その中で私は「Art Collaboration Kyoto」という、国立京都国際会館でおこなうアートフェアの運営を担当しています。

質問2. アートプロデュースを学ぼうと思ったきっかけは?

作品制作ではない方法で美術に関わりたいと思い、本学科を見つけてアートプロデュースに興味を持ったのがきっかけです。
大学に入る前は、小学校から高校まで地元のお絵かき教室に通っていたり、姉や兄も絵を描くことが好きだったり上手かったりしたのでその影響で美術の世界に興味があったものの、
自分が作品を作り続けることに向いていないなと思ったので制作ではない方法で美術に関わる方法を探していました。

質問3. 在学中思い出に残っているエピソードを教えてください。

授業の一環でGalerie Aubeで行われる展覧会にスタッフとして関わった際に、とても好きな作家がその展覧会に参加しており、搬入の際にお会いできたことがとても嬉しかったです。
絵画の作家だったので、学内の油画を専攻している学生のアトリエに行って作品を見て学生とコミュニケーションを取る場所にも立ち会えたのもすごく貴重な体験ができたなという思い出があります。

質問4. あなたにとってアートプロデュースとは何ですか?

目指すべき場所に向かって人と協力しながらつくりあげていくもの

質問5. それがどのように今の仕事に活かされていますか?

大学の4年間での全ての経験が今の仕事に活きていると思っています。
ACOPで叩き込まれた「みる・考える・話す・聴く」力、ARTZONEで出会った多種多様な作家と展覧会をつくりあげていく楽しさ、インターンや学外のプロジェクトに関わることで知らない世界に飛び込むことの楽しさや厳しさ等々。

  • Interviewer京都芸術大学 アートプロデュース学科