京都芸術大学 アートプロデュース学科

  • 学科からのお知らせ

閉館した劇場と街がアート作品に!京都芸術大学アートプロデュース学科と高槻市が協働する8日間のアートイベント、高槻芸術時間「インタールード」が9/17(土)から開催。

2022.9.1 Thu.

グラフィックデザイン:いすたえこ メインビジュアル写真:増田好郎 メインビジュアル衣装:山本哲也(POTTO) モデル: jennifer ヘア&メイク:Nagisa

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学アートプロデュース学科は、高槻市主催のアートイベント、高槻芸術時間「インタールード」をプロデュースします(公式 WEB サイト https://inter-lude.net/)。
同イベントは、2023年3月にオープンする高槻城公園芸術文化劇場の開館記念プレイベントとして企画され、今年7月に閉館した高槻現代劇場 市民会館と、高槻の街なかを会場にして開催される8日間のみのアートイベントです。アートプロデュース学科教員であり、アーティストの山城大督がアーティスティック・ディレクターを務め、同学科の教員と学生が事前リサーチから運営まで関わっています。

  • 京都芸術大学アートプロデュース学科と高槻市の取り組みについて

京都芸術大学アートプロデュース学科は、人々が作品や物事と出会う空間や場を創造し、アートを通して社会に働きかける〈アートプロデュース〉を学ぶ学科です。現在、大きく変化する社会状況において、アートが担う役割も変化しています。アートは個人の作品制作や表現に留まることなく、新たな発想で「人・モノ・コト」をつなげ、課題に取り組むアート思考や、社会に働きかけるアートプロデュースが注目されています。
本学科では、芸術教育の社会実践として、社会のなかで実際にプロデュースを行う課題解決型のプロジェクトに継続的に取り組んでいます。その一つとして、2021年度に公益財団法人高槻市文化振興事業団(現:高槻市文化スポーツ振興事業団)からの依頼を受けて、高槻現代劇場 市民会館(1964年開館)の来館者調査を学生たちと実施。調査結果からは、「ふだん使いの劇場」として市民に長く親しまれてきた一方で、若い世代や文化芸術を身近に思っていない人たちにはあまり利用されていないという課題が浮かび上がりました。こうした結果を受けて高槻市は新劇場の開館に向け、これまで劇場にあまり行ったことがない人たちに働きかける企画を本学科に依頼。そうして立ち上がったのが 2組の現代アーティストを起用した高槻芸術時間「インタールード」です。
このプロジェクトにおいてアートプロデュース学科の教員・学生は、高槻市や事業団、アーティストと協働し、企画の構想から実施、アーティストの制作サポートまで全プロセスに関わり、新たな文化芸術に関心を寄せる市民層の開拓を行っていきます。さらに、その実施結果の検証を行い、自らのプロデュースのプロセスと成果を社会に公開していきます。
アートプロデュース学科では、高槻芸術時間「インタールード」を一過性のイベントではなく、劇場および文化施設の役割と市民との関係を更新していくプロジェクトとして取り組んでいます。

😄高槻芸術時間「インタールード」😄

会 期:2022 年 9 月 17 日(土)~9 月 25 日(日)[8 日間] *9 月 20 日(火)は休館
会 場:高槻現代劇場 市民会館(2022 年 7 月末日閉館)及び高槻市内
料 金:参加無料
参加作家:梅田哲也 (うめだてつや)、orangcosong(オランコソン)
主 催:高槻市、公益財団法人高槻市文化スポーツ振興事業団
共 催:京都芸術大学
企 画:京都芸術大学アートプロデュース学科
アーティスティック・ディレクター:山城大督(京都芸術大学)
公式 WEB サイト https://inter-lude.net/