京都芸術大学 アートプロデュース学科

人とつながり、
アートを世に広める

アートは作品だけでは成立しません。アートが成り立つには、人々が作品や物事と出会う空間や場を構成するプロデュースが必要です。そして、それらを経験した人々がさまざまな意味や価値を見出すことで、はじめてアートという現象が生まれます。

いま、アートをめぐる状況は大きく変化しています。美術館は社会におけるアートの役割を改めて定義し、また全国では地域に根ざした芸術祭が開催されています。社会の課題を解決する思考をアートに求める声も大きくなっています。

アートプロデュースは、こうした制作や表現、物づくりにとどまらないアートを世の中で活用する重要な役割を担っています。

アートを通じて
新たな「コト」を生み出す
アートプロデュースを学ぶ

私たちは、アートを通して「人・モノ・コト」をつなげ、社会に働きかけるアートプロデュースを行います。

作品鑑賞をはじめ実践や理論を通してアートの魅力や意義を学び、さらにはアーティストや人々とコラボレーションして展覧会やワークショップといった場を創出することで、多くの人々とともにアートという現象を生み出します。そして、このアートの力を活かすことで社会が抱える課題にアプローチを行います。

アートを軸とした「人・モノ・コト」との関わりを学び、実践していくことで、人々にとって意義のあるアートとの出会いを生み出します。

アートプロデュース学科で
学べること

アートプロデュース学科のカリキュラムの特徴は、3つの分野を複合的に学べることです。

  • 美術をはじめ、あらゆるジャンルの芸術を学び、その魅力を最大限に引き出し、伝える術を身につける キュレーション分野
  • 現代社会の課題を明らかにするための調査や、文化・芸術が人々にもたらす意味や価値を可視化する手法を身につける コミュニティ分野
  • 🖖交流を通じて人々のアートへの理解や関心を高め、アートの社会的意義や価値を高める術を学ぶ コミュニケーション分野

これらを理論と実践の両面で学べるのがアートプロデュース学科の強みです。

キュレーション分野・コミュニティ分野・コミュニケーション分野

🙆学べる分野

  • アートプロデュース
  • 鑑賞教育
  • コミュニティデザイン
  • 美術史・美学・美術批評
  • 博物館学
  • アートプロジェクト論
  • 文化政策
  • キュレーション論
  • 教育普及

🔰取得可能な免許・資格

  • 中学・高等学校教諭一種免許状(美術)
  • 博物館学芸員資格

※全学科コースで取得可能

Teacher
profiles

教員紹介

😉専任教員😉

🙋非常勤講師🙋

  • 緒方 江美(アートマネジメント)
  • 金子 典正(東洋美術史/日本美術史 ※本学通信教育部専任教員)
  • 高橋 洋介(キュレーション/現代美術史)
  • 梅山 晃佑(プロジェクト企画/コミュニティマネジメント/キャリア教育)
  • 山本 暁美(社会調査/社会心理学/アートと地域振興)
  • 平野 拓也(アートディレクション/グラフィックデザイン)
  • 中西 洋一(グラフィックデザイン/サインシステムデザイン)
  • 本橋 弥生(キュレーション/デザイン史/近現代美術史 ※本学芸術教養センター専任教員)
  • 野澤 美希(広報コミュニケーション/アートマネジメント/社会調査)
  • 福元 崇志(キュレーション/現代美術)
  • 久後 香純(視覚文化史/写真史/メディア論)
  • 山田 創平(社会学(マイノリティ論/人権論/表現倫理)/思想史/言説分析)
  • 矢津 吉隆(現代美術 ※本学美術工芸学科専任教員)
  • 植田 憲司(キュレーションン/近現代美術史)

Curriculum

カリキュラム

1年生

アートプロデュースのための
基礎力を身につける

初年度は、アートプロデュースとは何かを理解し、プロデュースをおこなうための方法論を学んだり、実践のための鑑賞力や思考力、コミュニケーション力といった基礎力を鍛えます。また、美術の歴史を通じて現代に必要なプロデュースのあり方を学びます。

  • アートマネジメントの全体像(アートプロデュース入門)
  • アートマネジメントの方法(アートプロデュース基礎演習)
  • アートコミュニケーションの基礎(表現演習)
  • アートプロデュースの基礎知識(美術史)

2年生

プロデュースの実践を通して
社会との関わりを学ぶ

企業や行政などと連携して「アート」「地域・社会」「コミュニケーション」の現場でプロデュースを実践します。プロデュースを支える思想や理論、現場の専門家の声に学びながら、アートを活用した社会課題へのアプローチを習得します。また、3年次からはじまるゼミに備え、研究法の基礎と、その成果を他者に言葉で伝えるライティングの技術を身に付けます。

  • プロデュースを支える背景理論(芸術論、現代社会とアート)
  • 社会に向けたプロデュース実践社会実装科目
  • 研究の基礎とライティング(アートプロデュース総合演習)

📖プロジェクト・授業📖

3年生

主体的な取り組みを通して
自らの強みを磨く

これまでの学びを集結し、自分たちでプロジェクトを立ち上げ、実施します。また、ゼミでの自身の関心領域の研究や、進路に応じたインターンシップへの参加を通じて、自身の専門性を磨き、実践力を高めます。

  • プロジェクトの企画立案と実施(アート・マネジメント演習)
  • キュレーション領域の基礎研究(3年生ゼミ)
  • コミュニティ領域の基礎研究(3年生ゼミ)
  • コミュニケーション領域の基礎研究(3年生ゼミ)

4年生

アートと人と社会をつなぐ人になる

4年間の学びの集大成として、独自のテーマで卒業論文を執筆したり、企画や展覧会などの卒業制作をおこない、社会に向けて発信します。

  • 卒業研究・制作(卒業研究・制作)

卒業後

  • アート・文化
  • 地域・社会

を活かす仕事に就く

Alumni

活躍する卒業生